山本想太郎(やまもと そうたろう)

1966年東京生まれ。早稲田大学理工学研究科(建築専攻)修士課程 修了後、坂倉建築研究所に勤務。2003年建築家ユニット、プロスペクターを共同設立、2004年山本想太郎設計アトリエ設立。現在、東洋大学非常勤講師。INAX住宅産業フォーラム講師。『DETAIL JAPAN』誌技術翻訳総監修。主な作品に「水戸N邸」「国分寺の家」「板橋のリノベーション」「汐留プラザビル」など。主な著作に『テクトニック・カルチャー』(共訳、2002年、TOTO出版)、『現代住居コンセプション』(共編著、2005年、INAX出版)など
WEBサイト:http://park16.wakwak.com/~prospector/

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03
2008

ディーテイル・ノート――プレキャスト・コンクリート

5月号のDetail Japan誌の特集はコンクリートでした。今までも多くの欧州のコンクリート建築が紹介されてきましたが、日本のRC建築とちょっと異なる特徴があって、気になっていました。皆さんもお気づきだと思いますが、外壁や梁などの主要部分に、プレキャスト・コンクリート(PC)部材が多用されているのです。5月号に掲載されているディテールでも、随所にPC部材を見ることができます。 日本でもPCの構造...

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03
2007

ディーテイル・ノート――壁面緑化の魅力

Deteil Japan 2007年12月号に掲載されたアムステルダムのレジャー複合施設の壁面に、かなり大規模なパトリック・ブラン氏による壁面緑化が施されています。ブラン氏の壁面緑化はパリのケ・ブランリ美術館や日本では金沢21世紀美術館などで見られます。最近では、表参道GYREビルの入口に設置され、ビルのオープニングにはブラン氏も来日されていたようです。氏のすばらしい実績はここでは省略させていただ...

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06
2007

ディーテイル・ノート――ローコストについて

6月号のDetail Japanの後半の特集「ローコスト建築」は、欧州の建築業界の状況が垣間見えてなかなか興味深いものです。ローコストという状況下ではある程度既製品や標準工法を採用せざるをえず、どのような材料が安いか、どのような工法が標準的か、ということがよくわかります。 たとえば日本と比較して、木材(仕上用)やガラス、断熱材などはかなり安価のようです。またプレファブの壁面パネルなどもいろいろとあ...

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29
2007

ディーテイル・ノート――過剰の意味

Detail Japan4月号別冊では、前半に日本の住宅作品、後半にエコを意識したリノベーションを特集しています。双方の詳細図を見比べると、いままでここに書いてきたような性能に対する考えの違いが明確にわかります。といっても、それぞれかなり極端な事例も含まれているので、これが双方の意識の差を代表するような事例とは考えられませんが。 欧州のリノベーションの事例において特に性能が過剰に見えるのは、リノベ...

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01
2007

ディーテイル・ノート――サッシ

最新号のディーテイル・ジャパン(2007年2月号)は木造建築特集であることもあり、木製の建具による開口部が多いですね。「断熱(3)」のときにも書きましたが、熱性能にシビアな欧州建築において、開口部はやはり断熱の弱点となる箇所です。木はアルミや鉄に比べると熱伝達率がすごく低い材料ですので、サッシ自体がヒートブリッジになる心配は少ないのですが、アルミサッシほどの精度は出ないので、こんどは気密性が問題に...