藤本壮介(ふじもと そうすけ)

1971年、北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年、藤本壮介建築設計事務所を設立。主な作品は「伊達の援護寮」(2003)「T house」(2005)「情緒障害児短期治療施設」(2006)。現在、武蔵野美術大学美術資料図書館のプロジェクトが進行中
WEBアドレス:http://www.sou-fujimoto.com

10 26 2007

アイデアコンペの審査

今日は午後いっぱい、アイデアコンペの審査に参加しました。
僕自身、大学を卒業後に一人で活動していたときに、いろいろなアイデアコンペに出しては落選を繰り返していましたが、そのときの、どこに向かっているのか判らないけれども、でも何かをやらずにはいられないような、そんな気分を思い出しました。
500以上の案を見るので大変なのですが、僕はとくに、意外な視点、鮮やかな世界を開いてくれる案が好きなので、自分でも意外なほどすんなりと案を絞っていくことができました。妹島さん、青木さん、六鹿さんたちとお話ししながら選んでいく過程も楽しく、無事全ての賞を決定。
結果は雑誌に発表されると思うので、楽しみにしていてください。

そのまま妹島さんとタクシーで現代美術館へ。
妹島さんも出品されている展覧会のオープニングに参加してきました。
妹島さんのアクリルの住宅は、建築としての面白さと同時に、1/2というスケールが不思議で、単なる建築模型を超えて、ある表現になっていたように思います。

石上さんと構造の佐藤さんの力作の巨大風船も拝見。
吹き抜けを埋め尽くすようにソリッドなボリュームが浮いていて、ゆっくりと動き回っている、という発想は面白い。ただ、実際のボリュームが、ソリッドなボリュームというよりも、ぼわんと膨らんでいるところやテクスチャーなど、どうしてもアルミ風船であるという感じをぬぐえず、そうすると、風船が浮いているというのは、それが巨大なものでも、やはり通常の出来事の延長に見えてしまって、ちょっと残念。

どなたの作品かは判らなかったが、暗い霧箱の中に映画館の中のように光が動いている作品もあった。光に手をかざすと、何か、空気でもなく、光でもない、なにかに触れているような、でもそれがなんなのか判らないという、リアルでアンリアルな感覚が不思議だった。仕掛けは単純なのだが。

映像が空中に浮いているような展示もあった。これも仕掛けは単純なんだと思うけれども、僕たちの空間感を、揺さぶるような感覚があった。2次元と3次元が絡まりあっているような感覚というか。

金網のフェンスの中にレース模様が編みこまれている作品もあった。これも、日常がどこまでもありえない方角へ引っ張られているような感覚があって、面白かった。

23:21

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