福田Noennig陽子(ふくだ ネニッグ ようこ)

1971年、神奈川県生まれ。1999年、早稲田大学修士課程(建築学専攻)修了。1999~2001年、日本女子大学住居学科専任助手、2004年同大学博士課程修了。学術博士。2005年4月よりドイツのドレスデン在住。活動範囲は、建築およびその周辺の取材・執筆、翻訳、ピアノ伴奏
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2008

アルト・マルクト広場のいま

アルト・マルクト(Alt Markt)はドレスデンの中心に位置しており、ドレスデン・フィルハーモニーの本拠地である文化宮殿、少年合唱団で名高い十字架教会が面している。宮廷画家として招かれたベルナルド・ベッロット(カナレットの甥)の絵画にも描かれ、1945年の爆撃後には多くの遺体焼却の場になり、この広場は歴史の多くをみてきた。戦前の写真には市場や路面電車や銅像がみられ、市民たちの中心地として機能し...

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20
2008

いつまでも工事中

ヨーロッパ旅行をしてなんとなく目につくものであまり日本ではお目にかかれないものは、「もしかして工事がストップしている?」と思わせる建築途中の建物ではないだろうか。様式の違う塔がみられるゴシックの教会も、完成までに数百年を費やした教会も、いずれも金欠が原因で工事がストップしていたのだからさして珍しいわけではないらしい。経済的理由ではなく工事が長々と続いている例はサグラダ・ファミリアだけではないだろ...

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04
2008

DDRの世界 アパート明暗

エルベ川の北側はノイシュタット(新市街)と呼ばれているが、1945年の大空襲は旧市街に集中したために被害を免れた建物が多い。しかし、歴史地区のど真ん中から伸びているアウグスト橋の延長にあるハウプト通り沿いは被害を受け、社会主義時代に典型的なプラッテンバウというプレハブ建築がビシっと建てられた。 そのほとんどはリノベーションされ、設備が新しくなり、外観も内装も小ぎれいにさっぱりとモダンに生まれ変わ...

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28
2008

DDRの世界 生まれ変わったドイツ一長いアパート

以前レポートした、2007年7月9日付の「DDRの世界 ドイツ一長いアパート」の続編です。 巨大なアパートの外観はすっかり白くなり、まばらで活気のない暗い店舗や空きがめだった店舗はガラス張りへと変身して新しく出発。 写真はプラーガー通りから撮影したもので、都市計画からいえば社会主義のニオイがまだするものの、白と透明性とガラスをキーワードに再生するとこうなる、という例であろうか。 ...

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06
2008

新市街のグラフィック

ドレスデンはエルベ川を挟んで南が旧市街でゼンパーオペラやツヴィンガー宮殿など歴史的地区になっており、川の北が新市街(ノイシュタット)と呼ばれている。その中でも、私が「ドレスデンのソーホー」と勝手に名づけた地区は活気があり、音楽家やクリエイティブ関係者や学生が多く住み、パンクありヒッピーあり。さすがに女の子がビール瓶片手に飲みながら歩くのを最初に見た時には我が目を疑い、缶を差し出して「50セントく...